平城宮跡第1次朝堂院広場整備工事の中止を
「舗装やめて」への共感が広がっています
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大型パネルで、電車の乗客に訴えました
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平城宮跡の第1次朝堂院跡の草原を、埋め立てて舗装するという整備工事がおこなわれていますが、地下水位が変動し地下の埋蔵文化財への影響が心配、45000平方㍍もの広い広場(草原)を埋め立てて舗装してしまうと多くの動植物が死滅してしまい、生態系への重大な影響が心配、さらに住民にいっさいの説明がないまま、記者発表の数日後には工事に着工するというやり方は許せないなど、「工事をとめて」「埋め立て・舗装という広場整備計画は中止を」という願いが、急速に盛り上がっています。
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奈良市在住の作家・寮美千子さんらが呼びかけた「平城宮跡を守る会」がとりくむ工事中止を求める署名には、取り組み1ヶ月にして17000人を越えてあつまってきています。ツイッターで呼びかけられた署名には国内では北から南まで全域から寄せられ、中国、韓国、台湾、アメリカなど外国からも寄せられているということです。
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正倉院展を訪れる人も連日、列をなし、大変な人気となっていますが、高速道路から平城宮跡を守る会と世界遺産市民ネットワークの皆さんは、正倉院展にむかう人々を含む観光客に、興福寺北側の歩道で、平城宮跡を守る会の呼びかける署名への協力を呼びかけています。「舗装ってどういうこと」と問い合わせ、説明を聞いて、そんな無茶なことを!と署名に応じるなど、次々と署名に協力する姿が見られます。
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日本共産党奈良県会議員団は11月13日、5人の県議がそろって国土交通省と文化庁に対して、工事の中止を(国土交通省)、現状変更許可の取り消しと国土交通省に対して工事の中止を求めること(文化庁)をもとめて要望します。