こんにちは。奈良県議会議員団[奈良県議団]です。

[2012.12.3] -[政策活動日誌]

奈良マラソン開催にあたって共産党県議団が申し入れ

だれもが安心して楽しく秋の古都路を駆けるために

共産党県議団が実行委員会に要望

コース周辺住民や企業の声をしっかりうけとめるよう求める

 日本共産党奈良県会議員団は11月30日、12月8、9の両日、奈良市内を中心におこなわれる第3回目の奈良マラソンに関して、地域住民やコース沿道の企業・商店などの意見を十分に吸収し、賛同と共同を得て、「だれもが楽しく安全に古都路を駆ける」ことができるよう、最後まで努力すること、また、次回に開催するならば、大会実施の内容の再検討につながる重要な資料とするべきだとする内容の要望を提出しました。

 要望は、奈良マラソン2012で、だれもが楽しく安全に古都路を駆けることができるよう、住民や企業・商店の声を十分に聞いて、賛意と協同を得ることに最大限の努力をおしまないこと、そのことを前提に〇コースを横断できる仮設歩道の設置、緊急車両の通行優先、臨時のバス運行、デマンド型タクシーの配置など臨機応変な対応の体制をとること、〇大会後、コース周辺の住民、企業・商店からのできるだけきめの細かいアンケート調査をおこなうことなどを求めています。

 要望全文は以下のとおりです。

奈良マラソン実行委員会 殿

 

誰もが秋の古都路を楽しく安全に駆けるために

~奈良マラソン2012実施にあたっての申し入れ~

 

2012年11月30日

日本共産党奈良県議会議員団

県会議員 山村さちほ

県会議員 今井 光子

県会議員 宮本 次郎

県会議員 小林てるよ

県会議員 太田  敦

 

 平城遷都1300年祭を記念して開催された「奈良マラソン」が12月8、9の両日、奈良市内(コースの一部は天理市を含む)でおこなわれます。3回目を迎えます。

 健康づくりへの関心の高まり、軽スポーツやスポーツに親しむ機運の向上のなかで、誰でもが簡単にどこでも取り組むことができるウォーキングやジョギング、ランニングへの参加者、応援者が増えています。最近では全国各地でマラソン大会が取り組まれ、大都市部である大阪や東京、神戸といったところでも実施され、数万人の参加者があります。奈良マラソンも例外ではなく、1万人を超える参加者があるうえに、沿道の市民のみなさんの声援の優しさと多さ、秋の古都路を駆け抜けるロケーション等によって“楽しい大会”との高い評価を得ているところです。

 都市部でのマラソン大会は42・195㌔㍍のコースを設定するため、当日の交通規制が必要となり、コース周辺の住民生活への大きな影響がさけられません。このため、大会の主催者はランナーが安全に楽しく走れるようにコース設定に細心の注意を払い、要員・ボランティアの確保、そして交通規制等をできるだけ短く、少なくする努力を続けておられることに敬意を表するものです。

マラソン大会には県民、市民、コース周辺の住民や企業・商店等の納得と理解は欠かせないものです。奈良マラソン2012においても、誰もが秋の古都路を楽しく安全に駆けるために沿道地域住民の合意と協力が必要です。昨年の大会でもコースの10㌔地点付近(奈良公園内)から38㌔地点付近(同)までの市内部では行きと復りのコース重複により、最大、午前8時半から午後3時半までの長時間の交通規制となり、「出かけることができない」、「行くべきところまで遠回りを強いられ大変な時間がかかった」などの苦情がでるなど住民生活に大きな影響があったことは確かなことです。

そこで、奈良マラソン2012実施を前に、圧倒的な住民の合意と納得を得て、誰もが秋の古都路を楽しく安全に駆けぬけることができる大会となるために、次のことをすすめていただくよう求めるものです。

 

 1 沿道住民をはじめ、関係者の納得と合意を得る最大限の努力と工夫を継続しておこなうこと

2 交通規制時間帯、地域内で生活上の緊急の要望に対して柔軟に対応すること

〇橋梁の下(河川敷)を利用した臨時の仮設歩道の増設など、あらゆる工夫と研究を続けること

〇臨時のバス路線の検討、デマンド型タクシーの臨時運行、臨時無料駐車場の設置など、いっそう拡充すること

3 大会終了後に、沿線周辺の住民や企業、商店に対してできるだけ多くの方々のアンケート調査をおこない、コース設定の再検討も含む今後の取り組みに活かすこと

以上