こんにちは。奈良県議会議員団[奈良県議団]です。

[2019.7.4] -[活動日誌]

6gatu

6月定例奈良県議会閉会

県有地への高級ホテル建設事業を次々進めながら、今度は2000㍍滑走路建設、リニア新幹線支線新線計画

厳しい地方自治体財政、苦しい県民の家計に背を向け、5000億円超の「骨格予算」に加え256億円の「補正予算」

山村さちほ議員が反対討論

2019年6月議会

反対討論

2019・7・3 山村さちほ議員

 

山村さちほ議員  日本共産党の反対討論をおこないます。

 

①    議第39号 一般会計補正予算

総額256億円になる補正予算のうち、耐震化事業など、早急に必要な予算もありますが、五條市で建設予定の大規模防災拠点整備構想の策定予算では、2000㍍の滑走路を併設する計画です。なぜ、突然2000㍍の滑走路が必要となったのか、知事の答弁では、東日本大震災時の救援活動に山形空港が役立ったということですが、そもそも山形空港は空港としての機能があるところであり、滑走路だけを建設しても利用できない。どう運用するのか、また、用地や建設費用など、どれだけかかるのか、不明です。

 また、知事は、この滑走路建設には、リニア新幹線工事で排出される残土を利用するとも述べていますが、品川・名古屋間のリニア新幹線工事は、現在、始まっているトンネル工事の残土問題で住民との合意ができず、渇水問題や環境破壊、難工事が予測され、とても順調には進まない状況です。

 わが党は、総合防災拠点整備と消防学校の建て替えは、自衛隊誘致とセットではなく、先行して進めるように求めてきましたが、巨大地震の危険が迫る今、2000㍍滑走路を併設する計画を白紙にして、早急な整備を求めます。

 また、ナフィックを核とした賑わいづくり事業として、新たにセミナーハウス整備を進めようとしていますが、ナフィックの地域振興としての実績や地元に対する経済効果など、何の検証もされずに、開発をすすめることには、反対です。

 リニア新幹線に関連して、関西空港・リニア中央新幹線接続新幹線調査検討事業が予算化されていますが、そもそも、このリニア新線として、関西空港と奈良市付近駅をつなぐ案がどこからでてきたのでしょうか。知事の頭の中に浮かんだことかもしれませんが、たとえ、技術的に可能であってたとしても、巨費の費用をかけてやらなければならない必然はありません。県民の理解は得られません。

 リニア新幹線は、3大都市中心のスーパーメガリージョン構想として、経済成長を最優先に国際競争力を高めることを目的にすすめられ、東京、名古屋、大阪を1時間で移動できるとされています。奈良県内では、身近な生活交通手段もなく、通院や買い物にも困っている現状を改善し、どこに住んでいても、豊かに暮らせる地域をつくることがまず優先すべきことだと思います。よって、一般会計補正予算に反対します。

②    議第45号 奈良県手数料条例の一部を改正する条例については、消費税10%への増税を見込んでの引き上げであり、反対です。

③    議第46号 奈良県税条例の一部を改正する条例は、10月からの消費税増税のための景気対策として、車体課税の改正などが中心であり、ひとり親世帯への個人住民税の非課税措置の適用など必要なものも含まれていますが、消費税増税は、所得の少ない人ほど重い負担になる最悪の不公平な税金で、家計への大打撃となることから、反対します。特別法人事業税、譲与税制度は消費税増額で地方自治体の税収格差拡大を深刻化させる一方で、本来、地方交付税を通じて政府の責任で格差を解消すべきであるのに、一部の地方自治体に責任転嫁していることから反対です。

④    議題50号 公立大学法人奈良県立医科大学が徴収する料金の上限の変更は、医科大学病院の特別室料金を引き上げるものであり反対です。

 

以上で討論を終わります。