こんにちは。奈良県議会議員団[奈良県議団]です。

[2019.7.12] -[活動日誌]

2000㍍滑走路付き大規模広域防災拠点整備(五條市)

 6月定例奈良県議会に大規模広域防災拠点整備検討事業が提案されました。知事が陸上自衛隊駐屯地誘致を考え、土地を用意した五條市に2000㍍滑走路を備えた「大規模広域防災拠点」を整備する事業の検討をはじめるというもの。大規模災害に備えたヘリ基地構想がなぜ、2000㍍の滑走路付き施設になったのか、6月議会の本会議、委員会で論戦しました。

 総合防災の委員会での小林照代議員の論戦を紹介します。

 

 

 2019年6月議会

総合防災対策特別委員会

2019・6・17 小林照代議員の質問

*議会の音声資料から作成したもので公式の会議録ではありません

日本共産党奈良県会議員団

 

2000㍍滑走路を持つ大規模広域防災拠点整備

ヘリ基地構想が「自衛隊(輸送)機が発着する空港施設」整備に転換された先には自衛隊駐屯地誘致あり

 

 小林照代議員  きょう報告をいただきました大綱ですね、その中で、地域防災拠点ですね、この防災拠点のところですが、大規模の広域防災拠点について、2000㍍の滑走路というのは、これはどうして必要なのでしょうか。お尋ねをいたします。

 

 鳥居知事公室次長(防災(技術)担当)答弁  2000㍍の大規模広域防災拠点において、2000㍍の滑走路がどうして必要かというお尋ねでございました。

 南海トラフの巨大地震等、大規模な災害が発生した場合、県内外から大量の人的及び物的支援を受けて、被災者の方々などに迅速に支援することが必要となってまいります。

東日本大震災のときの話なんですけれども、2000㍍の滑走路を有する山形空港など、内陸部にある空港が果たした役割を踏まえまして、大規模災害が発生した際には、回転翼航空、いわゆるヘリコプターと言われるものなんですが、だけではなくて、自衛隊の輸送機も発着できるような、それでもって救援の人的、物的支援を、物資を持ってきていただくというような観点から、自衛隊の輸送機が発着できる2000㍍の滑走路はぜひ必要と、私どもは考えております。

 

 小林照代議員  支援に各方面から来られるわけですけど、それを沿岸部などに行くのには、大阪回りで行くか、あるいは十津川の山の中を通って、アンカールートですけど、を通り行くことになるか、どちらにしても非常に時間がかかるということになると思うんです。

 それから、避難者が避難されてくる、物資のことを言われましたけど、避難者が来られる場合でも陸路というのが非常に中心になるのではないか。ここは物資とありますけど、支援体制ということも含まれておりますから、そうしますと、やっぱりずっと言われておりますように、アンカールートというのが、そこが一番必要になってくるんじゃないかと思うんですね。それもまだ非常に整備が、これが未完成の状態というのではないかと思ってるんですが、そちらのほうの整備が先ではないかなと思うわけです。

 それから、予算の問題です。これは策定事業の予算化が出てますけれども、結局20000㍍の滑走路をつくるということになっておりますが、そうすると、相当これは予算がかかると思うんですね。それと、このような航空機の離発着には管制塔とか附属施設というのが必要になってきますから、もっともっと非常にお金が必要になるんじゃないかと。

 これは将来空港ということも視野に入ってるのかなと思いますけれども、それよりも恐らく2番目に書かれております陸上自衛隊の継続的な誘致ということも、条件をつくるということなのかなと思うんですけれども、いずれにしましても避難をされてる方、それから救援物資、それから救援に来られる方の、そういう体制の整備ということになりますと、今言いましたようにやっぱり被害、その小さい地域の孤立や物資輸送、救援活動ルートの分断を防ぐためには、今必要なのは、このアンカールートの整備、これが優先されるべきではないかと思うんですけど、この点については、いかがお考えでしょうか。

 

 鳥居知事公室次長(防災(技術)担当)答弁  委員お述べのように、アンカールートの必要性は同じように必要と考えております。一方、2000㍍滑走路つき大規模防災拠点という、五條というのは、まずは県外から大量に救援物資をここに運んでいただく、それから京奈和自動車道ができ上がっておりますので、五條にもインターがございます。そこから県内に分散して支援物資なり、支援人員を分散していくということになります。

 一方、南海トラフ地震が起こりますと、巨大津波がやってくるというふうに想定されております。和歌山、三重の湾岸部につきましては、津波による被害も想定されているところでございます。この大規模防災拠点が2000㍍の滑走路を持つことによりまして、県外から大量の人員物資を運んでいただいて、そこからまたヘリで和歌山とか三重の避難所のほうに人的、物的支援物資を送らせていただくということを想定しているところでございます。

 

 小林照代議員  アンカールートという、これも大事だというふうにおっしゃったんですけれども、私はだから、アンカールートの整備をすることのほうが優先ではないかと、そういう物資を運ぶにしても人が来るにしても、地理的な条件とかそういうとこを見ましたら、そのことのほうがまずは必要ではないかと。それで、大変なこれからまだ管制塔とか附属施設のことになりますと必要になるのではないかと思いますけれども、空港並みの設備というのが必要になってくるかなと思いますが、そうなりましたら多額の予算がかかるということになってきます。

 そういう意味で、ちょっとこの2000㍍の滑走路というのは本当に今必要ないのではないかというふうに思いますので、これは意見ですけれども、主張しておきたいと思います。

 もう1点、お尋ねしたいのは、消防学校の整備については、この大規模広域防災拠点の検討の中でどのように進んでいるんでしょうか。お尋ねします。

 

 鳥居知事公室次長(防災(技術)担当)答弁  大規模防災拠点の中で、消防学校の整備に関する検討をどのように進められるかということでございます。

 これまで議会等でご答弁申し上げてますように、消防学校として必要な機能である消防用資機材や体育館などを災害時に支援活動に役立てるため、大規模広域防災拠点に消防学校を併設する検討を、これまでから進めてまいっております。今後2000㍍の滑走路を併設した拠点の整備構想を策定することになりますが、その際に当たりましても引き続き同様の検討をしてまいりたいと考えております。

 

 小林照代議員  従来から主張してきてるんですけど、やっぱり消防学校、大変老朽化してまして、もう何かぼろぼろという表現したらあれですけど、本当に大規模広域防災の拠点の事業の中でもまた拠点になるところではないかと思いますので、そのことこそやっぱり優先して、この辺の具体化というのをしていただきたいなという、これも意見なんですけど、申し上げて質問を終わります。