こんにちは。奈良県議会議員団[奈良県議団]です。

[2009.12.4] -[政策]

大和北道路建設計画は中止を

京奈和自動車道大和北道路の建設の計画中止を求める申し入れ

 

 日本共産党奈良県委員会

        委員長 沢田  博

 日本共産党奈良県会議員団

        県会議員 山村さちほ

        県会議員 田中美智子

        県会議員 今井 光子

        県会議員 中野あけみ

        県会議員 宮本 次郎

  

 京奈和自動車道は、1998年の五全総において提起され、「関西国際空港、大阪湾臨海部、神戸、北摂、京都、大津、関西文化学術研究都市、奈良、五條・橋本などを結ぶ関西大環状道路」の一環として計画された延長約120㌔㍍高規格幹線道路で、その一部についてはすでに着工され、部分的に供用が開始されています。

 この京奈和自動車道は、建設が計画されて11年が経過する中で、社会的、経済的諸条件が変化し、とりわけ昨今の少子高齢化社会をむかえる中で、道路需要の急速な低下が見られます。このことは、平成17年度センサスに基づく「将来交通量推計」の見直しにおいても顕著に示されており、平成42年の全国の交通量は、平成14年に行われた推計に比べ約13%もの下落が予想されています。

 奈良県においても将来交通量の推計作業が行われ、その結果、将来交通量は1日当たり約1500万台㌔と推計され、現況の約1800万台㌔に比べて約20%弱減少するとしています。この結果に基づいて、広域幹線道路候補の6路線の見直しが行われたところです。

 大和北道路は、「世界遺産・古都奈良の文化財」のまっただ中を通過し、とりわけ「平城宮跡」の周辺部分を地下トンネルで通過することが計画されていますが、地下水に守られた木簡等の埋蔵文化財が、予想できない地下水の変動により消失する危険性を払拭することはできません。また、地下トンネルの排気塔や高架道路部分から排出される自動車の排ガスで、深刻な環境汚染も懸念されています。

 この道路の完成が予定されている20年後には、無用の長物となる大和北道路に、約3100億円もの巨額の税金を投入することは、とうてい認めることはできません。

すでに京奈和自動車道・大和北道路の一部区間(自: prefix = st1 ns = "schemas-MSNCTYST-com/MSNCTYST" /?>
奈良市八条三丁目、至:大和郡山市横田町の6・3㌔㍍)は、平成
20年度において新規事業採択が行われていますが、この区間も含めて、この道路建設計画を直ちに中止されるようもとめます。

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1 世界遺産を破壊する大和北道路計画は中止されたい

 地下トンネルは平城京の埋蔵文化財を保存している地下水の推移に深刻な影響を与え、地下トンネルの出入り口などの開削工事についても遺跡を破壊します。また、高架道路部分は古都奈良の景観を破壊します。

 大和北道路の計画中止によって、平城京以来1300年もの時代を経てきたかけがえのない歴史遺産を守り、地下水に保護されてきた木簡などの貴重な地下埋蔵文化財を後世に伝えるようもとめます。

 

 

2 「渋滞解消」にふさわしい対策をすすめられたい

 この道路建設計画には、国道24号線の渋滞解消の必要性があげられていますが、渋滞を解消する必要があるのは、国道24号線二条大路南一丁目交差点など大阪方面行きや郊外型大型店付近であり、住民要望の強い渋滞や住宅地の「通り抜け」を解消するために、交差点の立体化や拡幅などの改良、観光シーズンのパークアンドライドの徹底、郊外型大型店への進入路の確保など、所要の対策をとられたい。

       以 上