日本共産党 奈良県会議員団
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一般質問・山村さちほ
2007/12/10

平城遷都1300年記念事業について

山村さちほ議員 
 遷都1300年記念事業については、「無駄をはぶき、事業費の節減をはかる」と知事も答弁され、改めて、事業実施計画の策定がすすめられています。新しい実施方針をみましても、500万人をよびこむ一大イベントという当初計画から、規模や内容は、大きくかわっています。この際、国家的イベントと位置づける、従来の基本理念をみなおし、改めて県民の意見をもとめ、くらしに役立ち、世界遺産都市奈良にふさわしいものとすることをもとめます。人員の配置は、これまで、県職員45名、全体では72名と大規模です。経費節減というのなら、職員の配置も見直すべきと思いますが、いかがですか。記念事業推進局長にうかがいます。
 また、土、日曜日や観光シーズン時の奈良市内の渋滞は、大変深刻です。自動車での観光の方は、朝10時ずぎに着いても、ほとんどの駐車場は満員であきらめて帰る人も多い。市民は、日常生活にも困る状態です。この対策として、大宮道路を8車線化、三条通りを4車線にする工事が行われていますが、完成したとしても、市内に入る自動車の数は増えることはあっても、減ることはありません。
 この上1300年事業で、多くの人を呼び込むことになれば、どうなるのか、市民生活への影響について不安の声が、寄せられています。
 大和北道路有識者会議のヒヤリングで、奈良県バス協会会長(当時)は、「春、秋など観光時と、土、日曜日は、宝来町から、東大寺まで大渋滞となり、観光バスの運行が第二阪奈建設により従来の半分に減った」「大和北道路の場合は、インターチェンジのすぐ横に駐車場をつくり、観光バス以外の車は、市内に入らないようにしてほしい」と提言されています。
 観光地として発展するためにも、根本的な渋滞の対策が必要です。1300年事業まであと2年です。現在、どのような渋滞対策をすすめておられるのでしょうか。実効ある方策はあるのでしょうか。土木部長にお伺いします。

林洋県理事答弁 
 平城遷都1300年記念事業に関しましては一過性、仮設の無駄を極力はぶき、事業リスクを下げ、可能な限り経費の節減をはかるとともに、国営公園化をはじめ、効果を後に残せるようなハードおよびソフトの整備を図る。またあわせて全県広域にわたる展開を図るとの方針のもとに現在見直しの作業をすすめており、今年度内を目途に事業の規模や基本的な内容等を盛り込んだ実施計画を策定することとしております。
 これとあいまって記念事業の実行組織である平城遷都1300年記念事業協会の今後の組織体制につきましても、所要の見直しをおこなうこととしております。その際には、仮設パビリオンの設置、運営等の事業の縮小、見直しをはじめとして、きめ細かな事業のウエートの増加とか、記念事業の計画段階から実施段階への移行にともなう業務量、業務内容の変化、さらには協会と県等との間の役割分担等の諸要素を踏まえながら記念事業の円滑な推進に必要最小限の体制で臨むとの基本スタンスにたって適切に対処してまいりたいと考えております。

木谷信之土木部長答弁 
 奈良市内におきましては、現在ハード対策といたしまして大宮道路、三条道路の拡幅、JR奈良駅周辺連続立体交差事業などの整備をおこなっているところであります。また、中長期的には、大和北道路等の整備によりまして国道24号等の周辺道路の交通が転換し渋滞が減少すると考えております。
 一方、当面の交通処理を計画するため、国、県、奈良市、警察などの関係部局により、昨年12月に奈良市中心市街地交通処理対策検討委員会を設置いたしました。今年度はお正月、4月のゴールデンウイーク、8月の燈花会、11月の正倉院展の期間におきまして交通の実態調査を実施してきたところでございます。今後、これらの調査結果をもとに交通実態を詳細に分析したうえで、国、市、警察などの関係機関とともに交通処理計画の検討をすすめていくこととしてございます。

山村さちほ議員再質問 
 1300年の人員の配置、適切に対応したいとおっしゃいましたが、それはどういうことなのか、まったくかわりません。県民的には課題が山積しているなかで、なんとか考え直してほしいという声があります。その点、うかがいます。

林洋県理事答弁 
 先ほども申しましたが、仮設パビリオン等の事業の縮小見直しなどの状況をふまえながら、記念事業の推進に必要最小限の体制で臨んでまいりたいと、このように考えております。