日本共産党 奈良県会議員団
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過疎地水資源等対策特別委員会(今井光子)
2008/06/25

吉野山の桜の樹勢の衰え
国に要望し 専門家の力も得て対策の推進を

今井光子議員
今年、吉野山はたいへんたくさんの人が花屋敷にこられ、4月11日は4万人がいちどに訪れたという話を聞いております。ところが、NHKのクローズアップ現代で、吉野山の桜が危機的な状況で、このまま放置すれば5年でかれてしまうのではないかという、大変ショッキングな放映がされました。
私は6月4日に、田中美智子議員といっしょに吉野に伺い、役場の方や関係者の方に伺いました。
山にもいって実際に桜の木もみてまいりましたが、薄緑のウメノキゴケというものがびっしりと覆われ、桜の美しい木肌がほとんど見えないという状況になっておりました。また、細い枝先までそうした状況になってきております。落ちておりました木の枝をひろっておさえましたところ、フワフワしていて、中が空洞になっており、またビックリしました。
このNHKの番組によりますと、地球温暖化で雨の時期に雨が降らず、降り出したら大雨になるとか、地面が水はけがわるく、そこからナラタケキンが木を腐らせているというようなことを言っておりましたが、今、京都大学の先生がチームで調査をされており、かなりの人手や時間が必要だということを感じました。

吉野山は現在、国立公園でもあり、世界遺産にもなっているところです。吉野の桜は日本を代表するものです。1300年の間、多くの方々に守り、受け継がれてまいりまして、大正5年からは吉野山保勝会の方々を中心に、下草を刈ったり肥料を入れたり、枯れた木を伐採したり、植樹をおこなうなど、今日まで営々と続いてまいりました。
今、私たちの時代に取り返しが付かないというふうに思います。国に調査や対策をお願いしますとともに、県として最善をつくすべきだと考えますが、その点でお聞かせをいただきたいと思います。

馬場純治自然環境課長答弁 
本年4月18日にNHKで放映された桜に何が起きているのか、吉野山からの報告によれば、地球温暖化の原因によりナラタケキンが発生し易い条件が整い、桜の根がナラタケキンに取り付き、ウメモドキや宿木が寄生し、樹勢の衰退が進行しているとの報道がなされたところです。
ナラタケキン等につきましては平成5年度の県の調査でも明らかになっており、その調査を踏まえ、平成6年度からヤドリギやウメノユキゴケ等の除去など吉野山の桜活性化対策事業に取り組んできたところです。これらの取り組みで一定の成果が見られたところですが、もとより効果的な対策が難しい面もありまして、過日の報道ではむしろ最近、その衰退がすすんでいるのではないか、またナラテケキンの繁殖に地球温暖化の影響があることが今回指摘されたところです。
このようななか、地元の財団法人吉野山保勝会が中心になり桜の樹勢衰退の科学的な原因究明の調査に入るということを聞いております。
県としても、この調査をふくめ樹勢の回復にむけて、地元と協力して取り組んでまいりたいと考えております。
また、吉野山は吉野熊野国立公園の中核をなす全国屈指の桜の名所であり、国立公園は環境省が所管していることから、地元がおこなう調査研究や樹勢再生のためにおこなう補助制度について環境省へ要望してまいりたいと思います。


今井光子議員
吉野山の桜については国にも要望していただいているということで、ぜひ、すすめていっていただきたいと思います。
奈良県としては今年からふるさと応援基金というものをはじめております。昨日までに調べましたら、10件39万円が寄せられていると聞きました。このふるさと基金のなかにも、吉野の桜を守るというようなことも1項目、入れていただけましたら、やはり全国の吉野ファンというのがおりますので、支援が得られるのではないかと思います。これは私の意見を述べさせていただきます。