日本共産党 奈良県会議員団
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山村さちほの代表質問
2008/09/30

平城宮跡の国営公園化について

山村さちほ議員
 世界遺産平城宮跡は今日まで文化庁の「特別史跡平城宮跡保存整備基本構想」にもとづいて、「遺跡博物館」と位置づけられ、段階的計画的にその整備をすすめることとして、約30年間にわたる発掘調査、整備が行われてきました。
 知事は、公約に「平城宮跡を将来、サミットや日中、日韓、日印の首脳会談会場、朝賀の場として利用できるなど奈良観光のゲートウェイ、日本の歴史文化体験のメッカとして、整備する」とかかげ、政府に国営公園化を求め、異例の速さで決定されました。
 平城宮跡は、特別史跡、世界遺産としての埋蔵文化財の保護という目的から、人々のレクレーションの空間など多様な機能を有する都市施設への変貌をとげることになります。また、宮跡内の道路、鉄道等の区域外への移転・移設が計画されています。将来的には検討される課題でありますが、現状は地域の住民の生活手段であり、住民合意をうることが、まず必要です。
 特に近鉄線の区域外への移転は、文化財の保護、莫大となる費用の面からも社会状況の変化、鉄道敷設技術の進歩や県民の利便性、経済効果等多方面から長期的な検討が必要です。
 また、国営公園後の埋蔵文化財の発掘調査、研究、維持管理、運営はどこが責任をもつのか、明確な計画は示されていません。
 このように、公園の基本計画案には、まだ不明の点、県民的検討の必要な問題があります。
 今年度中の都市計画決定の予定ではありますが、決して急いですすめず、慎重な検討、議論が必要だと考えますが、いかがでしょうか。

荒井正吾知事答弁
 国営公園の基本計画については、国営公園の長期的な整備と管理をすすめていくうえで、踏まえるべき基本的な内容を定めるものでございます。従いまして国営公園の整備、管理、運営や宮跡内の道路鉄道の移転移設の具体化にあたりましては、基本計画をもとにしますが、引き続き関係機関が連携して検討されていく者でございます。基本計画をつくられる国土交通省では、その策定にあたり古代史、遺跡整備、造園等の学識経験者や行政委員で構成する検討委員会が設置されました。
 その検討状況はホームページで一般に公開されているところでございます。さらに本年8月18日から9月18日まで、パブリックコメントが実施され、全国から188通、446項目もの多数の意見が寄せられたと聞いております。公園事業については異例の多さだと聞いております。昨日、第4回検討委員会が開催され、このようなパブリックコメントの意見も踏まえて基本計画案がとりまとめられたと聞いております。
 今後の予定といたしましては、県において、基本計画の内容を踏まえた上で公園の位置、区域等を定める都市計画決定をおこなう必要がございます。この手続きは地元説明会や公聴会の開催、あるいは都市計画案の公告、縦覧、意見書の提出など広く県民のご意見をいただくことになっております。それを踏まえ、都市計画審議会での審議のうえ、都市計画として決定することになります。これらの手続きのなかでもできるだけ、地域の声が反映されるよう、すすめてまいりたいと思います。
 道路、鉄道の移設については十分な調査検討をおこなう必要がございます。計画が明確になった段階で県民の意見をうかがう機会は十分にあるものと考えております。


荒井正吾知事答弁
 1300年事業を期に観光活性化を特にするのはどうか、観光活性化は常にするべきとのことでした。
こういう事業は、大きな記念となるときに大きく伸ばすというのが基本的なやり方であり、もし、営々と観光活性化をしている地域であれば、今の実情ではなかったであろうと思います。このようなお祭りを、投資をしてでも、一段と立派な観光地にしないと観光資源に申し訳ないのではないかと思う次第でございます。お祭りをして変えなくてはならないのは、世間の意識は変わっているとのことでしたが、地元の意識も変わらないといけないと思います。
 また、このようなお祭りをすることによって国が応援をしていただくことは、県が投資する額のさらに大きな額が期待されますので、そのような効果も望んでいるということでございます。