日本共産党奈良県議団
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予算決算
予算決算2003年予算審査特別委員会(総括審査)
1.従来型開発優先予算を、県民の暮らし福祉、雇用にまわして、生活応援型の切り替えを。知事の見解をただす
2.県経済を元気にするためのできるだけの努力必要。就職希望の高校生全員が就職できるように特別の手立てを
3.若い親や子どもたちを応援する政治姿勢でこそ。学校にあがるまでの乳幼児医療費助成制度は実現する方向で検討(福祉医療見直し)を
4.(要望)イラク攻撃に心配の声が世界と日本の各地から。知事もきちっと「反対」の発言を

田中美智子県議
2003年3月13日

1.従来型開発優先予算を、県民の暮らし福祉、雇用にまわして、生活応援型の切り替えを。知事の見解をただす

田中美智子議員質問これからの県政運営にあたって、県民の暮らしを応援するという立場にしっかりたって、いただきたいということで、知事の姿勢について伺います。なぜかといいますと、小泉構造改革のもとで、暮らしも経済も大変になってきているわけです。失業率も倒産も戦後2番目というような状況で、そこへもってきて、昨年の10月からお年寄りの医療費は上がるし、この4月からサラリーマンとその家族の負担が2割から3割に上げられる、介護保険料があがる、もらえる年金は下がるし、失業給付も下がる。庶民と中小企業の増税という話もあるものですから、なんとかならないかという状況でございます。こんなときこそ、一番身近な、住民のことをわかっている自治体が、皆さんの「なんとかしてほしい」という声に答えて、あたたかい手をさしのべるということが大事だと思っております。 これまで、予算案をみましたが、私は従来型の開発が、優先になっていると、やはり思います。一方で、切実な医療や福祉、教育、雇用対策というようなことが、どうしても後回しになっていると思います。ここで、新しい動きとして、開発のむだな部分はきっぱりと見直して中止をすることも含めて、そこで財源を確保して切実な願いにまわしていくという、従来型ではない生活応援型の政治の試みがはじまっています。奈良県でも、そういう方向に動きを変えていっていただきたいと思うのですが、知事はどのように思っておられるか、お聞きします。
 私は、まず、公共事業という場合、大型ではない生活密着型という場合、例えば、学校の耐震工事などについえは、大変、雇用効果があると、先日、共産党の国会議員が国会でとりあげて明らかになっていますので、ご紹介させていただきたいと思います。文部科学省が学校の耐震性に問題がありといわれている学校の補強、改築工事として7.9兆円(国費2.8兆円含む)が必要だと推計されると、公共投資を耐震化に特化して重点配分すれば高い経済波及効果で地域産業を活性化できると試算しています。学校整備の発注は9割が中小企業、8割が地元企業。試算では雇用をどれほどできるかということを予算規模であてはめてきますと、347万6000人になり、現在の完全失業者数338万人を上回る雇用が生まれるということを文部科学省が示したというんです。奈良県も、国が言ってきている公立小中学校の耐震診断の状況は17%でした。調査をして、耐震に問題があるということなら、補強工事や大規模化異臭をしていくということになると、経済効果もあがるということですので、奈良県の場合は人口急増政策をとってきた県でもありますので、老朽化も一時にすすむということもあるだろうと思います。そうしたことも含めて、実際に県民の暮らし教育に役立つ事業で雇用をおこしていく、中小企業にも仕事をおこしていくことが必要だと思いますので、含めてご意見をうかがいます。

柿本善也知事答弁県政に県民の暮らしを応援する。私、従来からそのように考えておりますので、田中さんの専売特許ではございません。ただ、例えば、例にだされた医療の話、これは結局、医療の費用はだれがもつわけでもなく、保険料でもつか自己負担でもつか、いずれにしても国民がもたないといけないということです。その中身を安定的に運用するためには、どのようにするのがいいかと議論するということで、どうすればいいということが決まるようでしたら、誰しもそうしますから。安定的に皆さん方に安心していただくことであると。大型開発ということでは、関西では奈良県はちいさい顔をしている方でございまして、何が大型開発か、気になる大型開発、おっしゃっていただきたい。ただ、議論はどちらでもいいんです。むだなものはきっぱりと、どこかでよく喧伝されるから。私どもはやめるものはやめているんです。例えば、飛鳥ダム、これはやめました。数年前でございます。現実的な修正はやっているわけです。それはダムをやめると宣伝していないだけでございます。言われる趣旨は当然のことでございます。やらせていただいているつもりでございます。
 学校の修繕の予算、ちょっと10年ほど振り返っていただきたい。大規模修繕という形で、かなりやっています。それで、いま定着して、いまのペースになっている。それから文部科学省が、文部科学省に便利な数字を言われている、達成率はもっと高い。ある分母とある分子をすると、そういう数字になるというだけのことです、それほど、耐震性が悪いという、そういう数字ではございませんので、その点はいろいろな数字がございますので、ご留意いただきたい。いずれにしても、校舎の大規模修繕は私が就任してから、意欲的に取り組んできており、まさに言われたような効果がある、その効果がでるようになってきたとご理解をいただきたいと思います。

田中美智子議員  何が大型開発かというのは、たしか2年前でしたか、予算委員会のなかでもその議論をさせていただいて。わたしたちは、やはり、奈良半日道路交通網というのがあって、そこにむかって、大型の道路の建設をすすめているわけですが、その一方で、歩道の整備などは整備率8.7%とか、生活道路も40%、というようなことになっていたりします。この間でも、住宅の問題であるとか、福祉施設の問題であるとか、お話しをさせていただいてきたんですが、やはり、何を優先するのかということになりますと、財源は一定きまっているわけですから、両方はできないということがあり、どちらを優先するのかということだと思っているわけです。
 何がむだかといわれれば、わたしは高山第2工区の開発などをまだすすめられようとしておられたり、関空の第2期工事、これをすすめたり、京奈和自動車道、私の場合は大和北道路のことを言っているんですが、そういう問題であったり、岩井川ダムであったり、広域農道であったりするわけです。農道でも、必要なものもありますけれども、農家の方自身が直接使わないものだと言っていたりする、私自身も直接聞いていたりしますので、そういうようなことを考えているわけです。そういったことよりも、実際にみなさんがこうしてほしいといっていることを、学校施設改修であったり、足りない特別養護老人ホームであったり、歩道の改修であったり、県営住宅のバリアフリー化であったり、そういうことを申し上げているわけです。

柿本善也知事答弁これは議論をするつもりはないんですが、道路とか、京奈和自動車道など大規模開発だと思っておらんのですが。外の県にいってよく走っていた車が奈良へきて止まるという状態が、みんなが納得されることかどうか。県民アンケートでも道路整備、渋滞解消は、やはりいまでもトップです。問題意識は田中議員の言われるようなことばかりではないと思っております。半日交通権構想が大規模開発のモデルのように言われましたので、私は県民の痛切なようぼう反映したものと思っておりますので。あと、いろいろ言われましたが、それぞれの方に見解があるわけですから、申しませんが、そのなかのバランスを考えて、優先の度合いを考えてやらせてもらっているわけです。その点をご理解をいただければ、趣旨としては、さほど違いはないと思いますので、よろしくお願いいたします。
 田中美智子議員  趣旨はさほど違いがなくても、お金の使い方には、はっきりと違いがでているというところがありますのでね。予算を見ながら、私は、そのように思います。

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2.県経済を元気にするためのできるだけの努力必要。就職希望の高校生全員が就職できるように特別の手立てを

田中美智子議員質問親はリストラ、子どもは就職浪人と、本当に大変ですね。50歳前後の方などは子どもが大学や高校にいく時期で、本当に自分がリストラにあったりしていたら、苦るしんでおられます。中小企業の皆さんもなかなか仕事がなくて、苦るしんでいて、サラ金に手をだして、結局足りなくて闇金に手をだして、にっちもさっちもいかなくなるということで苦しんでいる。社会的弱者とか、中小零細業者のところで起きているわけです。そういうことを考えますと、奈良県の経済を元気にしていくということに、特別の力がいるのではないかなと思います。
 高校生の就職の問題で、本会議でも知事に質問をさせていただいたことがありますが、その時も知事は、一人も就職できないということがないように頑張っていただきたいと申しましたら、できるだけの努力をすると言ってくださったんですが、その後、去年はどのような状況になったかといいますと、3月の末で120人ほど、結局就職できなかったんです。今年も努力をしていただくというお気持ちを、先程(他の議員の質問に答えて)聞かせていただきましたが、去年のような率でいうと100人ちょっと超えるくらいの就職できない子どもさんがでるのではないかと思います。去年にはない、今年、どのような努力をしていただくのか、お気持ちも含めてお聞かせいただくと心強いかなと思います。

柿本善也知事答弁雇用の点は大変重要であり、経済を元気にしなければならない。精一杯、努力をいたしたいと思います。雇用の問題は、やはり、どこかで何かの方法で効果をだしていくということではなかろうかと思います。いろいろな道筋がございますので、それぞれにいろいろな工夫をしていく、というやり方で精一杯の努力を、それはこの際、一番重要ではないかと思います。 高校生については、ミスマッチが生じないように、いろいろな形で面接会を開くとか、紹介する努力をさらに続ける、高校生にふさわしい訓練の機械をあたえる、そういう形で、何か定職につく、あるいはせめて臨時職員に、県や市町村でやれという話もありましたが、みんなをかかえるわけにはいきませんので、いろいろな所に、ハローワークとiセンター等が協力してやっている、そういうなかから、努力するということです。

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3.若い親や子どもたちを応援する政治姿勢でこそ。学校にあがるまでの乳幼児医療費助成制度は実現する方向で検討(福祉医療見直し)を

田中美智子議員質問今、乳幼児の医療費の国の負担が1割増えて、その分県の負担が減ったのに、奈良県の場合は、老人医療費の助成制度が1割負担になったのに連動して乳幼児医療費の自己負担をこれまでよりも引き上げるという結果になってしまっているものですから、皆さんにしたら、もっとよくなるのかと思ったら、後退したのと思っている人達もいるわけです。ですから、ぜひ、乳幼児医療費の助成制度について、県は福祉医療の見直しをおこなっていますので、その見直しは助成を拡充していく方向で、子育てを応援していく方向で見直しているということを、知事の口からお聞きしておきたいと思います。

柿本善也知事答弁ちょっと、申し上げますが、乳幼児について、今の制度で負担が増えたということがございますか。本人負担は変わっていないわけです。減ったほうばかりを言われますが、増えているものもあるんです。だから、そっちの方をほっといて、減ったほうだけを言われると、困る訳です。そういうものを含めて、安定的に医療保険なり、医療の問題をやる、どうしたらいいか。こういうことで検討をお願いしようと思っているわけです。わたしだって拡充できればそれは大変ありがたいということでございます。長期にわたって、安心してつかっていただける制度として定着をするにはどうしたらいいかという観点からご検討願いたい、そう思っております。

 田中美智子議員質問「長期的な」「安定的な」と言いますけれども、今、少子化がずいぶんすすんでいますよね。若い人たちにとっては、なんとか支援を強めてほしいと思っていることはお解りいただけると思いますが、福祉の前進、向上という意味では、やはり、全国的にも学校にあがるまで、いろいろな形で入院だけだったりとか、通院もとか、いろいろあるようですが、何らかの形で学校にあがるまで、支援をしているところは半分を超えています。ぜひ、奈良県でも、そういう方向をめざして検討していただきたいと。知事、先程言われた、検討委員会のところで見直ししていると言われていますが、知事として、若い親たちを、あるいは子どもを支援するために拡充していきたいので、それができるかどうか検討してほしいというのとは、(答弁は)ちょっと違うと思うんです。その辺は、そういう思いで言ってくださっているのでしょうか。

柿本善也知事答弁あるものは、半分までいっている。では、半分までいっていないものはやめてもいいのかと、こういう話にも論議はなるわけでございます。福祉医療の、どういうバランスでどういうものをやったらいいのか、判定をしていかないといけない。言われたような観点もあります。それも含めて、どういう仕組みにしていくのが、将来的にも安定的にできるか、こういう観点で福祉医療のあり方を検討してもらう。高齢化もすすんでいる、そういうなかでどういうことができることがいいのか。先程、優先といわれたが、福祉は優先ではなく、あるものにどれほどのウエイトをかけ、あるものにどいうウエイトをかけるか。そのバランスを図るということが大事だと思っております。乳幼児医療費が大事だから、高齢者医療をどうするといった議論ではないと思います。それぞれの重要度に応じたバランスを考えてもらうのが、制度の見直しだと考えているわけです。必要度によって量的な判断をする、こういうことでございます。

 田中美智子議員質問やはり、命を守る、暮らしを守るということをやはり、優先にということ申し上げたわけです。かみあわないということです。

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4.(要望)イラク攻撃に心配の声が世界と日本の各地から。知事もきちっと「反対」の発言を

田中美智子議員質問今、イラクの攻撃がいつ始まるかということで、世界中がほんとうに心配をしております。いろいろな立場の人がイラク攻撃反対ということで、メッセージをだしておりますので、ぜひ、知事も機会をつくって言っていただけたらと思いますので、要望しておきます。

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