日本共産党奈良県議団
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政策・主張「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界違算登録にあたって

2004年7月

日本共産党奈良県委員会委員長 沢田 博

「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界違算登録にあたって

 ユネスコの第28回世界違算委員会で、7月1日、「紀伊産地の霊場と参詣道」を世界遺産リストに登録することを決定した。

  わが党は、この決定を歓迎し、このような価値ある文化遺産を創造し、今日まで保全・継承してきた先人の努力に思いをはせるとともに、登録実現のために努力されてきた関係諸機関ならびに多くの関係者に心から敬意と祝賀の意を表明するものである。

  わが党は、2001年6月、「吉野の文化、自然、景観の世界遺産登録事業推進めざし、広範な人々の共同を」と題する「見解」を発表し、奈良県内の関係者と懇談するなど、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されることを願い、保全・継承するために努力を重ねてきた。「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されたことによって、奈良県では「法隆寺地域の仏教建造物」(1993年)、「古都奈良の文化財」(1998年)とあわせて、3件が文化遺産として認められたことになる。

  日本共産党奈良県委員会は、「文化各分野の積極的伝統をうけつぎ、科学、技術、文化、芸術、スポーツなどの多面的発展をはかる」(日本共産党綱領)立場から、文化遺産の保存、継承に県民の皆さんとともに全力で取り組んできたが、今回の決定を機会に、奈良県の文化、自然、景観の保全・継承にいっそうの力をそそぐ決意である。

  今回の登録にあたって、世界遺産委員会は、日本国政府に対して、登録された遺産の保全のためのより詳しい管理計画と自然と文化的景観保全などのための中期的な目標を明確にし、第30回世界遺産委員会(2006年)に報告することを求めている。わが党は、日本国政府と関係諸機関がこうした国際的要請に対して、誠実に応えることを強く求めるものである。

  同時に、「紀伊山地の霊場と参詣道」の重要な要素である「大峰奥駈け道」の入り口である柳の宿=六田の渡しや遺跡などで登録がされなかったものもある。これらは、県独自に保存、継承の措置をとり、今回登録の対象となった史跡、文化遺産と一体のものとして、保存し、可能な場合は、追加登録をすすめることが重要である。また吉野町では吉野桜カントリークラブ建設が中止となった跡地が、その後、大規模墓地に利用されようとしたり、大規模な搾乳工場計画が持ち上がってきたが、それらの計画は、そのつど、吉野町民の同意が得られず中止になってきた。「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録された機会に、世界遺産の地にふさわしい土地利用計画をたて後世に残すことを強く求める。

  今回、登録にあたって、文化的景観が重要な要素として位置づけられたことを重く受け止め、緩衝地帯として位置づけられた地域の保全は当然のこととして、さらに広範囲に保全することを強く求める。これらの措置は、国土保全、災害対策からも重要であることを強く指摘するものである。

以上


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